[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2007年6月〜2015年1月 ]

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2014年05月12日

ゆめのことばたち43・笑う

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何気につけたテレビで大笑いする。
そんなあなたを誰が見ている訳でもないのに、
笑い終わるとため息をつく。

どんな笑いも、
笑っている間は、
本当のあなた。

本来のあなたは笑いの中にある。
笑えば真のあなたが戻ってくる。

しかし油断していると
くつろいでいても、
心はあちらこちらと思考の海へ流される。

あなたは人生のこぎ手。
感情の波間に漂うばかりではない。
創造の海を冒険に乗り出しているのだ。
オールを持ち目的地を知っている。
意志のオールは楽観でいてこそ役に立つ。

さぁ、漕ぎ出そう。
顔には満面の笑みがある。

難儀はあなたの空想のなかだけ。
苦と楽は表裏一体。
苦は楽を際立たせるためにある。
あなたは笑って冒険をたのしむ。
人生の冒険をたのしむ。

笑いは光を宿す。
笑いは光。
わたしは光。

四つ葉 イルカ 四つ葉 イルカ 四つ葉 イルカ 四つ葉 イルカ 四つ葉 イルカ 四つ葉

「あかちゃん」からはじめた「ゆめのことばたち」は、
「笑う」でおしまいです。
おつきあいいただきありがとうございました。
この原稿をつくったのはもう10年は昔です。
たくさんの夢を知った上で夢が伝える象徴性を全体的に理解したいと、
取り組みました。

いまここでブログという形で公にして来たのですが、
お仕舞いのいま感じるところをお話しましょう。

夢が伝え合うこと、
夢が夢主に、夢主が夢で受け取ることは、
互いへの「恋心」だったのだと云うところに落ち着きました。

夢を発信している意志は、
夢を見るものを恋しています。
そして、夢の大切さを理解すればするほど、
夢主は夢の暖かさ・思いやり・愛を感じます。

夢と夢主は互いを恋し、
互いを気遣っています。

その距離を縮めることが、
生きるということであり、
人間存在の理由である、というところに来ました。

みなさんにその思いを、
「ゆめのことばたち」で伝えることができたでしょうか。


posted by 天の鳥船庵 at 14:21 | ゆめのことばたち

2014年01月28日

ゆめのことばたち42・ワイン

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さあ、ワインを飲もう。
いまからは力を抜いてワインを楽しもう。

不自然な笑いとおさらばし、
自分に押しつけた裏腹な思いと決別する。 
この人生を思いっきり楽しもう。 

あなたは自分が考えた善人になりたくて、
くたくたに疲れてしまった。

ワインの精はいう:
ワインを飲んで素の自分に戻りなさい。
自分を楽しみなさい。
嫌いな自分も好きな自分も、
だだをこねる自分も、
あれこれ出来る自分も、
全部楽しもう。

一口のワインはあなたを解放し、
いっとき別世界へと誘う。
ワインを浴びるように飲むのではなく、
ワインの香りとエッセンスを楽しむ。
そうすればあなたは自分の味を楽しめる。

あなたがあなたの味を楽しんだら、
身近な人はあなたの魅力に酔うだろう。
あなたの存在はワインになる。

あなたがワインとなって、
あなたのエッセンスを味わってもらう。
身近な人があなたのエッセンスの虜になると、
そこからは、螺旋模様の宇宙の法則に乗る。

ふたつの魂はひとつになり、
螺旋を描いて舞を舞う。

人生の舞を舞う。


posted by 天の鳥船庵 at 19:42 | ゆめのことばたち

2014年01月23日

ゆめのことばたち41・冷蔵庫

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冷蔵庫があるから、
いつでも食べたいものを、
食べたいときに食べられる。

そこを敢えて立ち止まって、
本当に冷蔵庫が必要かどうか考えてみよう。

冷蔵庫がなければ、
手に入れた食材はすぐに調理するはめになる。
わたしたちは動物だ。
食べないでは生きていけない。

冷蔵庫の低温で蓄えられた食べ物はどれも冷たい。
町中で買って来た食材は、
どんな人がどんな畑から収穫した野菜か、
誰がどの海から捕ってきた魚か分からない。

いわれも知らない食材を、
冷蔵庫で時間をかけて保存すれば、
その滋養は指数関数的に減少する。

夢はいう。
わたしたちは天の気遣いを食べているのだと。
わたしたちは天が提供してくれる食べ物を食べなければ生きていけない。
天の意に添った地や海の思いやりを食べないでは生きていけない。
そこには待ったはないのだ。
思いやりは食材が届いたその一瞬が滋養の一番強いとき。

手に入れた食材が運んでくる海や畑と挨拶を交わそう。
海の景色も畑の景色も、
リズムを取って呼吸するのが見えてくる。

あなたもリズムを取って呼吸し、
暖かな鼓動を持つ者。
天から人へ手渡された食べ物を、
呼吸のリズムに変調を来す冷蔵庫に入れず、
あなたの聖なる身体は食べたいだろう。


posted by 天の鳥船庵 at 08:25 | ゆめのことばたち