[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2007年6月〜2015年1月 ]

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2014年09月29日

夢療法家養成講座第6期修了

先週の土曜日の9月27日
夢療法家養成講座第6期 in 天の鳥船庵の修了式を行いました。
その写真です。

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5人の受講生はすっきり晴れやかな笑顔に見えますが、
たいへん密度の濃い最終講座を終えてくたくたのはずです。

午前中は講義に続いて最終試験を受け、
更にそれぞれの夢のメッセージを、
問題提起とその解決法を知る観点からワークに取り組みました。
原因の中には解決法が潜んでいますが、
自分自身をクライアントさんに添いながら、
それを半年のスパンで自分自身の夢の中に見ていくのは、
有無も言わせない迫力があります。

午後は
胸を貸していただいたクライアントさんたちをお茶会にお招きし、
4ヶ月を通して夢から見えたクライアントさんの姿を講師からお伝えする、
クライアントさんとの個人面談を行いました。

振り返れば、
石川千佳子講師の揺るぎ無い指摘とアドバイスは、
どんなにわたしたちを鼓舞し続けてくれたでしょう。

毎回この夢療法家養成講座の修了式を終えると、
この仕事に従事できていることに無上の幸せを感じます。
あとどのくらい続けられるかとふと思うこともあり、
いまこの時、喜びでふるえる思いでキーを打っています。

この撮影を済ませ一品持ち寄りの食事会を行い、
お開きは10時近くとなりました。


ケース研究のためのクライアントを引き受けて下さったみなさま、
本当にありがとうございました。
みなさんの勇気が土台となって、
これからも多くの方々が夢の恩恵を受けられることになります。
posted by 天の鳥船庵 at 10:17 | グループセッション

2013年03月14日

夢療法講座第4期から今を読む

ドリームセラピー講座第4期は3月3日に始まりました。
受講生は総勢7名。
初日欠席の2名は、9日の補講からの受講となりました。
7名のうち3名は2年目です。
20年前に受講生だった人もひとりいます。
どのクラスにも、
長年のおつきあいの方が来てくれます。
そのおひとりおひとりが、
自分の必要に会わせて講座に出席している姿こそ、
今を表しています。

そこでこのクラスの生徒さんから浮かび上がった、
「今というとき」をお話しましょう。

この天の鳥船庵に遠路はるばるこられる方たちは、
真剣で一途な思いを持たれての末です。
それも軽やかでしっかりしたものです。
夢を通して自己を知りたいと自分の為にやってきます。

いままでは、
何となくやってみよう、
新しそうだし、夢だから。
と、そんな風に捉えて受講する人たちが居ました。
夢の意味さえ分かれば良いのだし、と。

この「夢の意味さえ分かれば」は、
夢を教えてもらえば、
後は自分が扱えるからという考えが続きます。

本当のところは、
夢の意味を理解するのは、
それほど難しくありません。
難しいのは、
真理である変化に自分を委ねられるかどうかです。

わたしが夢の講座をもった22年程前は、
極めてコアな分野・・・・・とも知らず、
自己探求の狼煙を挙げた・・・気分でもなく、
ただただこんなことが仕事になるなんてと、
無邪気にはしゃいだ、
その延長線でした。

しかし5、6年もやってみると、
これも少々飽きてきたなと心をかすめるものがありました。
せっかくのそれ迄は、
長く専業主婦を自分の勝手で決め込んで、
この世の出世やお偉いさんとは無縁の世界で、
一生を過ごそうと思っていたのに・・・。
人の前に立つ生活では、
何やら要らない垢が知らぬうちにたまって、
変な気分を覚えたものです。

本音です。
幼いといえば幼い。
仕事が無くなって本当のところはほっとしました。
そのときは。

夢の話なんて、
どこをどう叩いたって興味も無い。
そんな面倒な話をするなんて・・・。
多くの人たちは夢の話を奇妙なこととしか受け取らない。
世の中はそんなものだと、
後で知ったような訳です。

今迄仕事になっていたのはどういうことだろうかと、
ふと考えました。
夢の話が出来たなんて幸せだったのです。
夢の話が出来るところ、そこがわたしの居場所。
回り道をして、自分の居場所に辿り着きました。
この回り道で、
余計な垢を心配しないところに行き着けました。

清貧も底をついたとき、
分け隔てなく接してくれた人に、
どれほどの勇気と美しさを見せられたでしょう。
無視されたり辛く当たられた思い出は、
今となっては宝のような経験です。

夢を語るところはわたしの居場所でも、
天が与えてくれただけで、
その与えられた責任を果たさなければ、
代わりはいくらでもいます。
居場所に居て、
これは自分が獲得したのだと胸を張ったら、
一瞬にして消される儚いところです。

天は特別感や執着を容赦しない。
都落ちをして知った天の厳しさです。

執着と自惚れの消えたところが、
自分の中心といえるでしょうか。

今期の受講生たちは、
自分に夢中。
自分の為に自分に夢中。

自分の現実を受け入れようと腹を決めた人たちでした。
自分が抱える恐怖をピンポイントで知っている人たちです。
獏とした恐れではなく、
はっきり何を恐れているかが分かっているのです。
だから、軽やかなのです。

自分の現実を受け入れると、
自分の中に波は無く、
凪いで穏やかな状態を自分にもたらします。

この先恐れや痛みに出会っても、
自分が自分に立ち向かうと決めた、
その生命エネルギーと自分のスピリットに信を置きさえすれば、
自分に治癒を起こせます。

後はゆっくり取り組むこと。
急がないこと。
はやる気持ちが出てきたら、
そこに立ち止まること。
立ち止まる勇気を持つこと。

1年間はあっという間ですが、
毎月再会するクラスメートは、
自分の姿を鮮明に映し出す鏡になってくれます。
そして、クラスメートの変化に気づくとき、
自分の変化を知ることになります。
しかし、自分に取っては自分の現状を確認する1年間になります。
変化に自分を委ねるには、
最短の確認期間が必要です。

そこで一応の結論として、
今というこのときは、
「自分を心の中心に置く」です。
これが出来たので、
ピンポイントの恐れが見えました。
見えれば扱えます。

では、ちなみに第3期のクラスのメインテーマは、
「聖なる性」です。
大層ですが、大切です。
そして、第2期のグループは「遊ぶ」でした。
第1期は「責任」。

わたしも自分を中心に置くことにして、
天の鳥船庵という居場所にいます。


posted by 天の鳥船庵 at 11:33 | グループセッション

2012年11月18日

新しい時代の扉が開いた実感

昨日は夢療法講座第3期の初日でした。
雨の中、ちょっと緊張した受講生を向かえてのはじまりでした。

このクラスの印象は、
しっかり時代が変わったのだと興奮冷めやらぬものがあります。
具体的な内容については、
いつも通りこのブログでお話しできませんが、
エッセンスだけでもお伝えできれば、
これを読まれる方々のお役にも立つでしょう。
新たな時代の薫りに鼓舞もされるでしょう。
それを願ってキーを打っています。

ここに来て、
人生の岐路に立っている自分に気付き、
これまでとは違う選択に迫られ、
いままでの生き方を変えようと決意する。
とは言うもののさて、何をどう考えて行動すれば?

周りを見回せばそんな姿の人が目につきませんか。

これは昨日の受講生たちが、
講座を受講すると決める前の姿だったのだと、
そんな風に思いました。
単に受講すれば人生が変わるというものではありません。
変化を起こせる行動があってはじめて、
人生の流れを変えられます。

いままでは講師が何を提供してくれるか、
それを待っている人もちらほら目にしたものです。
でも、昨日の方達は、
全てを自分で選択しようと決めているようでした。
夢を積極的に日常に落とそうと努力している姿を見たのです。

時代の変わり目の幕は、
切って落とされています。
いままでは、
「働かざるもの食うべからず」が大手を振っていたものです。

この言葉には一理ありますが、
これからはむしろこれとは反対。
お金の為には働かないを選択する人が増えるでしょう。
いっときこれで、心を鎮めて欲しいと願います。

これまで企業戦士として働いていた人、
ワーカホリック傾向の人はそのスピードを緩めるでしょう。
心から仕事を楽しめなくなっているなら、
それがサインと休みましょう。

さて、昨日話し合われた夢の中に、
ここまできたのかと人類の総仕上げと思える夢がありました。
高い精神性を求める気概があってこそ理解できる、
また見ることのできる夢と思います。

夢そのものをここではお話しできませんが、
そのエッセンスはお話しできます。
それは、
人類全て、
高度に学びを修了したものも、
そうでないものも、
すべてが一同に会し集うとき、
そのときわたしたち全てが格段の成長に向かえます。

その夢はそう云っているとわたしは捉えました。
善も悪も全てがひとつなのです。
善も悪も役割です。
それが理解できれば成長するというのです。

クラスで話し合われた夢は、
その夢主さんだけの夢というのでは無く、
話し合われた時点でみんなのものとなります。
夢の不思議な約束事です。

これからはヒエラルキーな考えや社会は徐々に消えていくでしょう。

これって、何と心強い!

みんな横並びでつながっている!
自分の右手と左手には全てを分かち合う仲間が連なっているのです。
そのときの幕開けを、昨日は確かなことと体験したのでした。


posted by 天の鳥船庵 at 20:57 | グループセッション