画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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2014年10月02日

バーニー・ヒュークス展

DSCN5975.JPG

昨夜代官山にバーニー・ヒュークス展を見に行ってきました。

バーニー・ヒュークスの名を知ったのは、
知り合って間もなくの夫の口からでした。
もう20数年前のことです。
アメリカでは有名でしたが、
日本人の好みには合わないのでしょう。
今でもヒュークスはマイナーではないでしょうか。

先週の日曜日にNHKの日曜美術館で紹介されたようですが、
残念ながら見過ごしました。
5日の夜再放送があるようです。

やっと個展の運びとなったので、
この幸運を逃すまいと足を運びました。
会場に入ると、
黒人の姉妹が迎えてくれました。
姉の10歳には届かないかもしれないその目の静寂。
対照的に無邪気な妹の姿。
それを絵にする画家の彼女たちに対する想い。
それがこちらに情感を持って差し出され、
受け取らないでいられない気持ちになります。

ヒュークスの品性と深みのある作品群に夫は神業と溜息を漏らします。

わたしはヒュークスの肖像画が好きです。
宮本武蔵の「百舌鳥」を見ているような鋭さを感じます。
どの肖像画も目を見るとその人が寸分違わず浮かび上がります。
或いは、書道で言う「真・行・草」を一枚の絵と成し得たすごさを感じます。
顔の部分はもちろん「真」です。
身体や衣服は「行」で、
手や髪の毛は「草」。
(こんな見方はわたしの本当に勝手です)
肖像画は、
見て直ぐその人とわかることですが、
ヒュークスの肖像画はその人の人柄が表れていることに加えて、
画家がその人をどのように考えていたか、
彼の想いが胸を突きます。
ケネディしかり。
キャサリン・ヘップバーンしかり。

ヒュークスの描いた絵本の原画を見て、
その大きさにも驚き、
質の高さに一層豊かな気持ちになりました。

野外の木々を抜ける光を抜きで表現しているその技は、
久保田一竹さんの作品である振り袖の数々に匹敵する香りがあると、
わたしは思うのですが。

趣味のお話でした。
posted by バンナイ at 16:36 | あれこれ
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