画家・坂内和則 & 夢療法家・坂内慶子のWebsite

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ブログアーカイブ

2013年11月29日

ゆめのことばたち32・港

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茜色の空が入り江を染める。
港の両側では、
山の稜線が龍を留らせる。
龍にとっても港はねぐらへの入り口。

あなたは静かにこの港に船を滑り込ませ、
ともづなを結ぶ。
船体を打つ波頭は子守唄となってあなたを静まらせる。

この港はあなたの船が保養するところ。
他には船影もなく人影もない。

からだの休息。
こころに休寧。
港に入るまでは、
緊張続きの臨戦態勢であっただろう。
いま安らぎはあなたに仕える執事そのもの。 ゚

飽きるほど休暇を過ごそう。
まずは疲れを取り、
頭を空っぽにし、
暮れなずむ茜の紅に身をまかす。

ともづなを解けば、
未知の世界と新たな冒険とが待っている。
ここを出発すれば休暇はない。

龍が雄々しく眼を上げて、
空を駆け巡る日まで、
静かに凪いだ入り江の港は、
あなたの滞在をいつまでも受け入れる。

はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ 

夢はTPOをとても大切にします。
このゆめのことば「港」にそれを込めました。
T はもちろん Time の timing です。
時宜に合うという意味です。
P は Place で場所。
「港」は場所です。
休むところ。
O は Occasion 又は Opportunity。
場合であり、状況であり、場です。
TPO は和製英語だそうですが、
この概念は夢を説明するのに便利な言葉です。

人生を進ませるには、
果敢に挑戦する時もあり、
コツコツと地味に忍耐でやり抜く時もあり、
休憩や遊びを楽しむ時と変化が必要です。
それぞれに相応しい場所があり、状況があります。

夢は「変?!」というところに注目する必要があり、
この TPO に合わないものを見つけます。

その上で、この変化を取り入れていくことが、
人生上の成果には必要です。
この熟れて精密機械のように動く社会にあって、
なお、この世の規範を尻目に、
スピリチュアルな価値を求めていくと、
時宜に合った休息は最強の武器になるでしょう。
魂の戦士にとって。


posted by バンナイ at 10:51 | ゆめのことばたち

2013年11月25日

ゆめのことばたち31・宝石

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この青い地球の懐に、
想像もできない年月、
抱かれていた美しい宝石は、
地球が独自に生み出したものだろうか。

それとも宇宙が生まれたと言われる、
あのビッグバンのときに、
宝石の芽はすでに誕生していたのだろうか。

欲しいと願ってあなたが手に入れた宝石を、
あなたがどんなに愛しているか、
その愛に値する言葉は見つからない。
あなたと宝石はビッグバンの時、
すでに一緒だったのだから。

あなたと縁のある宝石は、
あなたを丸ごと愛している。
あなたが宝石を見るとき、
あなたは満ち足りて幸せだ。
そんなあなたを見た宝石はますます輝く。

このときあなたは今を永遠と実感する。
あなたは宝石と互いに光でコミュニケーションする。

やがて降り注ぐ光全部をあなたと宝石は互いに跳ね返し、
混ざり合って光だけのあなた達になる。
ふたりは螺旋を描いて永遠を創造する。


posted by バンナイ at 06:27 | ゆめのことばたち

2013年11月19日

ゆめのことばたち30・ピン

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アイスピック
画鋲
ネクタイピン
フォーク
銛(もり)
槍(やり)
楊枝(ようじ)

先の尖ったピン状のもの。
あなたの心を突っつくもの。

これがあるから呑気でいられない。
これがなければ、
取り立ててどうということのない毎日。
でもこれがなければ、
反省することも、
振り返る手がかりもない。

自省のための手がかりがなければ、
魂は迷子になってしまう。

人に向けたピンはあなたの胸を刺す。
あなたはあなたの先を行く人が羨ましい。
あなたの一瞬の視線の中に秘められた、
細いピンの先が相手を刺す。

それは同時にあなたの胸を突く。
あなたの中に同じ輝きを見なさいと、
ピンの先はあなたに容赦ない。

あなたの美しさを光らせなさいと、
あなたの勘違いを指摘する。
ジェラシーに苦しんでいるあなたに、
小さなピンは真に優しい。


posted by バンナイ at 20:42 | ゆめのことばたち

2013年11月16日

ゆめのことばたち29・病院

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忙しすぎない?
一生懸命やりすぎない?
どんなことにも正しい道があると考えていない?

働かざるもの食うべからず。
だからこの世は忙しい。
太陽が昇れば床を離れて仕事をする。
生きるためには収入がいる。
だから人は仕事に没頭する。

そんな人たちに交じって、
自分の義務に熱中すると、
義務感は犠牲的精神を巨大化する。
当然人は病気になる。
そんなあなたへ、
医者は、病院という刑務所に入るよう強制的だ。

刑務所に入れば、
衣食住は心配ない。
大事な日課は、
身を休め心を休めることのみ。

そんな中で触れ合う景色と人の柔らかさは、
あなたを平安にし元気にする。
あなたが病気でいると知っている上に、
あなたが元気になりたいという願いも知っている。

時がくれば、
また自分を駆り立て社会へ旅立つ。
それまであなたはゆっくりと時を過ごす。
ときに野の風に身を任せ、
気が向けば陽の光と戯れる。
そしてあなたを気遣ってくれる人々と、
心のスペースを分ち合う。

刑務所の病院があなたに贈るのは、
この共有スペース。

人の心の温もりと自然の輝き。
共有スペースはあなたを健全に社会へ送ってくれる。


posted by バンナイ at 19:18 | ゆめのことばたち

2013年11月12日

ゆめのことばたち28・飛行機

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「大空をゆったりと泳ぎたい」
それは間違いない。
「その勇姿をみんなにも見てもらいたい」
ごもっとも。

それから、
「面倒な問題も要領よくやり過ごしたい」
裏のこころはそう言ったに違いない。

お仕着せのステータスを、
後生大事に抱え込むから、
ジェット機が夢に登場する。

それとも知らず、
あれもこれもと、
人生に注文を付けるものだから、
性も根も尽き果てて、
飛行機は墜落炎上の憂きめを見る。

何もかもかなぐり捨てて、
見栄も外聞もどこ吹く風と、
たったひとり、
土臭い本性のままにいまを飛び出すなら、
一枚の羽根ほどの重さも背負わずに、
大空をゆったりと、
身ひとつで泳げるだろう。

はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ 

深淵ですね。
前回「火」で飛行機について説明しました。
飛行機と霊性の高さとは関係はありません。
むしろこの世の価値観満載が飛行機を表します。

これまでわたしたちが頼りにしてきた、
この世の価値観はいま崩壊の途にあります。

飛行機が夢に登場したら、
自分を顧み、価値観の洗い出しをしましょう。



posted by バンナイ at 13:03 | ゆめのことばたち

2013年11月07日

ゆめのことばたち 27・火

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さてショッキングな夢の話し。
「火事で家が焼け落ちる。
黒こげの柱と土台の真ん中には、
黒革のボディコンスーツを着た
20代らしき女性の死体がある」

良家の子女の見本とおぼしき夢主が、
喉の奥でどんなに女体に渇きを覚えようと、
彼女はそれをどう扱っていいのか解らない。
彼女はそれをねじ伏せた。
火遊びをしたい気持に、
大量の水を掛けたとしても、
身体の芯に点った灯は消すことができない。
彼女がボディコンスーツを着て、
デートをしたい思いは叶えられることはない。
だから良家の子女の彼女も、
彼女自身を生きられない。

いっそ男狂いをしてみよう。
ボディコンスーツの女を演じてみよう。
芯に たぎる業火に身を焦がしてみよう。
あなたの重荷は業火に焼かれて軽くなり、
間違いなく聖なる女に生まれ変わる。

はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  はっぱ  

少し説明をしましょう。
ことわざに
「衣食足りて礼節を知る」というのがあります。
物質的に不自由がなくなり、
生活にゆとりができれば、
自然に礼儀を知るようになり、
道徳心も生まれてくる、という意味です。

この説でいくと、
貧困を経験することの無い子女は、
生まれた時から礼節をわきまえられる環境にいることとなります。
しかし親は親の規範を持って、
子に期待をします。
それが子のかせになり、
自分の望みは親の期待と同じだと錯覚し、
自分の本当の夢が何だか分からず青年期を迎えます。

そんな子女が親の束縛を意識し出したときに見る夢が、
多く飛行機にまつわる夢です。
いたいけな子供がひとりで世界一周に飛び出したり、
見上げた空には不安定に飛ぶ飛行機が目に飛び込んできたり、
或いは火を噴いたり爆発したりと、
鬱積したやり場のない思いが危険な飛行機として、
形になって表れます。

次に夢は火事を持ってきます。
意識することのない不自由さを、
意識に登らせるために、
火事というショッキングな場面で知らせてきます。

ボディコンスーツの女性にムチを持たせれば、
なにやらの世界です。
これは自分の意志を他人に売り渡さないで、
相手を自由に従わせている姿です。
こんな不健康な形で望みを叶えても、
詮のないことですか。
いえ、充分に効果はあります。
こんな夢を見ることで、
安定し、何より親の規範と自分のは違うことに気付きはじめます。

夢の中では火事は消火されているので、
新しい自分に向けていまの自分を、
昇華する方向で人生を動かそうとするでしょう。
そんな自分の新しい一歩を踏み出すでしょう。
親の知らない世界、
自分だけが理解できる世界に踏み出すには、
「狂う」程の覚悟で一歩を踏み出す覚悟が要ります。 
いままでは理性で押さえていたその蓋を外すのです。
感性に従うには、
一瞬気が狂ったのではと思うほどになじみのない行動でしょう。

一年をかけて夢に取り組むクローズクラスでは、
理性と感性と霊性の関係が、
自分の中でどのようにはたらいているかが見えてきます。


posted by バンナイ at 06:19 | ゆめのことばたち
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