あなたが知らないあなたのこころ。
海のように深くて大きいあなたのこころ。
しかしあなたは海の表面しか見ることがない。
海は荒れもし凪ぐこともある。
さらに海は泣くこともある。
荒れても凪いでも泣いても、
海はあなたの感情を、
波間深くで包み、
抱きかかえ慰めようとする。
けれどあなたは海の表を眺めるだけで、
感情の出どころを知ろうとしない。
荒れる波
凪ぐ波
泣いてときに音立てのた打つ波
あなたがその感情に身を任せれば、
大海原というこの世の母はその胸に、
子であるあなたを抱きかかえる。
そうやってあなたはいつの間にか、
深海というベッドでまどろみを覚える。
こころの海の表面の変化は、
あなたのこころの深さと、
大きさと、
可能性を知らせる信号。
そこでこころの深さを知る為に、
ときに海の中を冒険してみよう。
感情の波間に漂うばかりではなく、
感情の海を潜ってみよう。
そこに見えるのは、
脈打つ生命のさまざまが行き交う遊びの場所。
あなたのこころは、
この生命の循環が織りなす、
創造の場そのもの。