[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2007年6月〜2015年1月 ]

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2013年07月31日

ゆめのことばたち4・海

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あなたが知らないあなたのこころ。
海のように深くて大きいあなたのこころ。
しかしあなたは海の表面しか見ることがない。
海は荒れもし凪ぐこともある。
さらに海は泣くこともある。

荒れても凪いでも泣いても、
海はあなたの感情を、
波間深くで包み、
抱きかかえ慰めようとする。
けれどあなたは海の表を眺めるだけで、
感情の出どころを知ろうとしない。

荒れる波
凪ぐ波
泣いてときに音立てのた打つ波
あなたがその感情に身を任せれば、
大海原というこの世の母はその胸に、
子であるあなたを抱きかかえる。
そうやってあなたはいつの間にか、
深海というベッドでまどろみを覚える。

こころの海の表面の変化は、
あなたのこころの深さと、
大きさと、
可能性を知らせる信号。

そこでこころの深さを知る為に、
ときに海の中を冒険してみよう。
感情の波間に漂うばかりではなく、
感情の海を潜ってみよう。
そこに見えるのは、
脈打つ生命のさまざまが行き交う遊びの場所。

あなたのこころは、
この生命の循環が織りなす、
創造の場そのもの。


posted by 天の鳥船庵 at 06:29 | ゆめのことばたち

2013年07月24日

ゆめのことばたち3・宇宙

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宇宙に浮かぶ星のどこかに、
あなたの故郷があるかもしれない。

地球の生活はそれなりに大変なので、
あなたは故郷が恋しくなってしまった。

星の夜空は、
萎えて弱気なあなたを慰める。
遠くに世界があると知るだけで、
あなたは安堵できる。

本当は、
あなたが願って、
そのあなたの願いが叶って、
この瑠璃色の地球にあなたが生まれたことを、
思い出さないとしても。
あなたはいま宇宙の一角、
地球に滞在する。

無限に広がる宇宙のなかで、
あなたはいい知れない孤独にさいなまれる。
それは魂が呼び合う、
出会いの前の、
一番暗いとき。

あなたを取り巻く宇宙は、
あなたを中心に、
やさしく、
やさしく回っている。
それをあかす満天の星・宇宙を、
あなたは見る。


posted by 天の鳥船庵 at 14:24 | ゆめのことばたち

2013年07月17日

ゆめのことばたち2・家

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家はあなたの大切な身体。
どっしり安定した姿は自信を裏付けている。
仕事に遊びに休息にと、
時の管理は行き届いています。

健康な人の家はきちんとしていて清潔。
個性豊かなインテリアは気持ちを鼓舞します。

でも人は時にバランスを崩し怠惰になるもの。
自分に落胆し、
食べたものが降りていかない。
それが因で下痢や頭痛を引き起こすと、
家のなかも曇ってきます。

そんなとき、
夢からアドバイスがやってきます。
森に建つ家の真っ白なバスタブは、
湯をたたえ、あなたを誘うでしょう。
そこで湯船に浸かったあなたは視線を上げます。
揺れる木漏れ陽を顔に受けながら、
陽の光があなたに気を運んで、
癒しの手を差しのべてくれます。

それであなたはその癒しにこころ開いて、
ゆっくりと入浴タイムを過ごすでしょう。

あるとき階段を上って屋根裏部屋に行きます。
そこにはあなた専用の長持ちがあって、
いつ仕舞ったのか覚えが無い雑多なものたちのなかに、
子供の頃に習ったバレーのトーシューズを見つけます。
途端に、身体がトーシューズに反応してびっくり。
ちりやほこりでほったらかしの才能を、
ここで掘り起こし、
今度はバレーで受けた恩恵を、
身体と繋がるこころというあなたの家を掃除することになるでしょう。

人生の次のページを開く鍵が、
まさにそこにあると知ったのですから。


posted by 天の鳥船庵 at 08:48 | ゆめのことばたち