毎夜夢を見る限りは人生に希望が持てる。
真実は確かにその通りです。
この考えはいままでの経験から確かなものに思えます。
しかし、夢の世界が展開する話題の確かさは、
社会の概念や常識と違っているかもしれません。
世間が云う、
また人間が考える一生とは、
人生にも春夏秋冬と四季があり、
子孫を生み出せない歳(秋)になれば、
後はひたすら人生のまとめ(冬)に入っていくだけというものでしょうか。
つまり、夢が扱えるのはこのまとめへのサポートにしか過ぎないと。
この考えは夢の示唆と違っています。
とはいえここでわたしが記事にできるのはメモ程度です。
テーマは膨大で重要なのに、
まとった記事にできるほど資料が整っていません。
しかしそのさわりだけでも、お目にかけましょう。
女性性の時代を迎えているいま、
女性が目指すのは、
閉経後の豊かな時期をどのように過ごせるかです。
(閉経後こそ人生は豊かなのだという、
そこから話をしないといけないのですが。)
それを獲得して生きることが可能な時代に入っています。
それまで女性の身体は、
毎月子孫を迎える為の準備にいそしんできました。
それが、その役目を終えたときから、
今度は子孫に限定されない自己表現が問われる
大きな創造性発揮の時期へと入っていきます。
これまでは男性性の時代でしたから女性の身体が持つ、
物理的な意味付けもその象徴性も考えられてきませんでしたが、
これからはその理解を得て、
創造性を発揮できる状態に閉経時を過ごす責任を、
女性は問われることになります。
そのひとつの象徴が夢に登場する「鳥居」です。
「鳥居」については何度か記事にしたのですが、
その先、神殿までの道筋を、
「子宮」を象徴的に夢見ることで、
わたしたちは夢を味方に、
それまでの人生をグレードを上げて自分のものにしていけるでしょう。
これがここでお伝えしたい大筋です。
男性性の時代、江戸時代は老人文化が花開いた時代と云われています。
これは大きなヒントになります。
いま女性性の時代の幕開けに生きている女性は、
閉経後にこれからの文化を創る担い手になるでしょう。
その為には、
自分のエネルギー状態を知って管理できる責任を問われます。
その管理法を夢が教えてくれるその具体例のひとつを、
わたしはいま手にしています。
では、この続きはまたの機会に。
2013年06月20日
閉経は新たな人生の始まり
posted by 天の鳥船庵 at 09:30
| 夢活用法