[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2007年6月〜2015年1月 ]

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2012年01月20日

カラーの夢を見る人、モノクロの夢を見る人

質問:カラーの夢を見る人、モノクロの夢を見る人、それぞれの傾向はありますか。
またいつもはカラーの夢を見るのに、
急にモノクロしか見なくなる。
あるいはその逆などの状態からは、
何が推測できるのでしょう。

応答:
上記の質問を先日頂きました。
具体的な夢ではなく、一般的な質問ということなので、
感じるままにお答えしましょう。

厳密な意味で、
「カラーの夢」と「モノクロの夢」の別は無いとわたしは思っています。

「モノクロの夢」も「白と黒のカラーの夢」と以前は良く答えていたのですが、
改めてカラーに関するご質問に、
これでは答えになっていないかもしれないと思い直しました。


夢は、霊的言葉です。
霊性への伝言です。
夢の眼目は夢を見る人の霊性にしか関心がありません。
夢主の霊性を中心に夢の構成をしてきます。

この文脈で夢のカラーを考えれば、
色は夢の構成上の道具です。

最も効果的に色を使ってきます。
だから白黒の夢は、
夢主の心が白黒だと伝えたいのです。

という訳で、
人によってカラーの夢を見る人とモノクロの夢を見る人の別を考えるより、
心の状態を伝えていると考えた方がメッセージに接近出来ると感じます。

急にモノクロしか見なくなれば、
自分の日々に色がつけられないか、
色を感じられないのでしょう。
(つまり自分らしい日々ではないと夢と伝えています。)
考え方感じ方に躍動感や創造性がない状態なのだと思われます。

それまでカラーの夢を見ていたのに、
モノクロになったとしたら、
疲労を考えて下さい。

いっときの瞑想と休息は効き目があると思います。

また、モノクロの夢をモノクロ状態で描くのもお勧めです。
その後におおげさに色をつけた絵も描かれるとアートセラピーになるでしょう。
自分の望みが感じられるはずです。
具象が嫌なら抽象のモノクロとカラーを試されたら良いと思います。

クレヨンの感触と色が思いがけない感情の変化を呼び覚ますでしょう。
細かな夢のメッセージ云々はおいて、
内奥に遊び心を湧かせ、
真面目になり過ぎた心を軽く揺り動かしたらどうでしょうか。

そんなカンフル剤にモノクロの夢がやって来てくれたのだと思います。

カラーの夢がモノクロの夢より上等ということはいえません。


夢はメッセージを受け取ってもらう為に、
カラーとモノクロを効果的に使うというお話でした。


posted by 天の鳥船庵 at 10:40 | 夢活用法