[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2007年6月〜2015年1月 ]

プロフィールに戻る

2011年10月30日

夢は心の危機を回避している

前回「グロテスクな夢?」と題して、
夢を怖がることはないとお話しました。
そのつづきです。


ネットを読んでいると、
近頃夢について様々な記事が目につきます。
その中で面白かったのは、
夢の中に生き霊が入り込んで来るという記述を読んで、
そう云う考え方もあるのだなあと感心しました。

わたしは、この考え方を俄に否定しません。
そうすることは科学的ではないと思うので、
まずはその可能性を考えます。

わたしが考える「科学的」と言う言葉の説明が必要ですね。
要は、真理を探究する態度のことです。

この世のいう科学的というのと同じかもしれませんが、
真理を知るのにオープンでという態度とわたしは考えています。

例え話で説明をすると、
誰でも目線は感じられるもので、
その目線が視野に入っていようがいなかろうが、
他人の自分に向けられた目のエネルギーは誰でも感知できます。

この線上に「気」に対する理解があれば、
自分に向けられた他人の思念エネルギーは感知できることになります。
感知できるというよりは感知しています。

だから、このストレス社会では他人の意向に無防備であれば、
自分以外の気に振り回され続けることになります。
それが四六時中と考えれば、
夢の中に生き霊が入り込んで魂を乗っ取ると考えるのは、
自然に思えます。

そこでわたしの考えをお話しましょう。

この世の存在は魂磨き以外にはありえないので、
あくまで魂の主体は夢の世界にあります。
夢の世界が主であれば、
この世の姿は仮です。
仮の姿で魂磨きという考え方は、
(注:汚いものを磨くという意味ではなく、美しいものをより光らせる為に磨くという意味です)
自らの合意がないと成り立たない考え方です。
わたしたちは魂磨きという合意を持って生きています。
産まれる前に魂磨きに精を出すと決めない限り、
この世の苦に立ち向かえる訳がありません。
これが前提です。

だから、
夢の世界で魂を乗っ取られることはありません。
仮の姿で生きているこの世の中で、
魂を低次元にいっとき引きずり込まれることはあるでしょう。
しかし魂全体を夢の中で乗っ取られることはあり得ません。

反対に、その救いに夢があるのです。
夢を見ることはそれだけで精神の安定を図っています。
夢は睡眠時間の中にはめ込まれた生理的現象の中で起きます。
この実験に関しては生理学的な実験の記述が多くありますので、
そちらを参照して下さい。

夢を見る人が、その直前の嫌なことをちゃらにしたければ、
夢の中で可能です。
不安を光りとともに心に抱くことはできません。
だからこそ夢の中で怖いことへ立ち向かう勇気を養う為に、
怖い夢・グロテスクな夢を見るのです。

では、考えてみましょう。
見たくもない夢を見て
日常が破綻したことはありますか。

夢で良かったと思ったことはありませんか。

「あぁ、夢で良かった」のです。
(注:夢の方はこの感覚にもっと気付いて欲しいと願っています)

夢の中で、あなたは守られ課題に合格するようにと指導さえ受けています。
だから何が起きても夢の中では大丈夫です。
あなたは夢の中で勇気を持って対処するだけでいいのです。

夢ではあなたが王様。
あなたは主役です。
気に入らなければ好きに代えられます。

主体性を持って、
勇気を持って、
その嫌なものに命令しましょう。
「出て行け!」でも、
「うるさい!」でも、
「消えろ!」でも、
斬りつけても、
光線ビームで殺してもかまいません。

決して、「いなくなって・・・」などと、
泣き言やお願いをしてはなりません。

主体性を発揮すれば、
それでお終い。
今回の課題はクリアーできたことになります。
二度と同じ嫌な思いをしなくてすむでしょう。

反対に、
この世で、
嫌な上司に向かっていいたい放題を云ったら大変なことになります。
そんな事態を考えただけで恐ろしくて生きた心地がしません。
夢だからできるのです。

ここは良く覚えておきましょう。
夢の中でこの理解を即座に思い出せる程に記憶に留めて下さい。

夢の中でわたしは王様。
やりたいようにやって安心だ。
何も怖いものがない実力者だ、と。

これで魂に込められた霊性の強さが、
この世にいる間のオーラとなって他人に感じられるものとなります。
それが、あなたの態度を変えさせます。
それがあなたへの周りの態度を変えさせます。

意地悪上司が、
偏屈な親が、
ちょっかいを出して来る友達が、
それまでの尊大な態度を改めて来るでしょう。

夢のために悩むのはやめましょう。
夢はあなたの魂磨きに気合いが入るようにとサポートするだけ。
状況を提供しているだけで、
夢が敵になることはありません。


夢の中で守る大切なことをお話しましょう。

◯安い買い物はしないこと
 値切らず正札通りに高い買い物をする
◯他人の意見や助言をうかうかと聞かず助言は突っぱねる
 目上や占い師の云うことにむやみに従わない
◯夢の登場人物にものをもらわない
 たとえどんなに尊敬できる聖人であろうとものはもらわない

あなたは王様です。
不都合はすべて自分の意志で代えられるのですから。

夢は神経系統に蓄積されたストレス解放の為に生じます。
これを文学的に表現すると、
魂の故郷に毎夜戻って、
産まれた目的に合わせてそれまでを吟味する行程となります。

安心して、この世の約束、
魂磨きに精を出して下さい。


posted by 天の鳥船庵 at 12:31 | 夢活用法

2011年10月26日

グロテスクな夢?

先日の夢のクラスで、
グロテスクな夢はどういう意味かと云う質問がありました。
そういえば、巷、
本の題材に悪夢というくくりがあったなぁと思ったのですが、
悪夢は怖い夢のことを指すようで、
悪夢を見ない方法といったタイトルで、
雑誌が売り出されていたり、
心理学の本でも、
悪夢の項目を見ることがあります。

そんなとき、
わたしはちらと、
これは夢への誤解だと思ってしまいます。

だって夢は夢を見ることで心を安定させるのですから、
たとえ怖い夢だって、
その夢が夢と認知されているのは、
心の安定の為、
正常の生活を送るためだけにあるのです。

夢を見るご本人の精神に変調を来す目的はありません。
だから、怖い夢を怖いと認識すれば良いだけです。
恐怖に慣れてしまえば恐怖の免疫ができて、
恐怖が恐怖でなくなります。

恐怖なんて仮の姿で、
大したことは無いので、
大したことは無いとやり過ごすのではなく、
恐怖を感じて、
恐怖の裏に隠れた生きようというパワーを引き出す、
それが怖い夢の目的です。

同じようにグロテスクな夢も、
自分のグロテスクな部分を笑いもし、
グロテスクなその奥に美しいものが見え隠れすれば、
自分の本当は美しいものだと合点が行きます。
泥の中から芽を出し花を咲かせる蓮の花と同じです。

淫靡でエッチな夢も無く、
残忍な夢もありません。

どうぞそういう括りで、
夢に上下を付けることがありませんように。

一般に良い夢といわれる夢が必ずしも安心な夢とは限りません。
恐怖におののくような夢は疲れますが、
その分心が強くなる可能性を秘めています。

で、グロテスクな夢って実際なんだったか?ですか。
そうですね。。。。。

先日の実際の夢は申し上げられませんが、
「骸骨が土の中でけんかしている」
「ゾンビが大勢でダンスをしている」
「地下室の幽霊」
などなど。
わたしが知っている夢たちから「グロテスク」を拾いだしました。

さて、怖い夢を見て、
驚いて目が覚めてしまったら、
すっかりその恐怖を味わい尽くす為に、
直ぐに寝直しましょう。
怖い夢のつづきを見られたら幸いです。
怖い感情を味わい尽くしましょう。

心にバランスが戻り、
元気になれますから。

夢を怖がることはありません。
その理解が必要ですね。


posted by 天の鳥船庵 at 16:11 | 夢活用法

2011年10月18日

これからを示す夢たち

時代の動きは超特急になっています。
日々の夢はそれ以上です。
旧態依然とした夢の羅列ではなくなりました。

このところクラスで集まる夢は、
この世の経済機構が崩壊すると伝えています。
このこと自体は真新しいニュースではありません。
政治や経済の世界では早くに云われています。

いままでは、地震の夢や津波の夢は多く報告されてきました。
しかしそれを夢で見る時代と、
経済の崩壊を夢に見るいまとでは明らかな違いがあります。
夢の講師としてそんな夢に接するのはここにきてからです。
うれしいものです。

そんな夢を見る生徒さんたちは、
そこから自分のチャレンジを読み取っていく、
その姿勢ができているからです。

生徒さんたちは、
貨幣の価値によらない本物の人生を生きることに、
考えをシフトできる方達でした。

いままでの女性たちは、
男性と対等な自分を作り上げてきました。
それについては在る部分満足な結果を得られたのではないかと思います。
しかし、
男性と対等以上の社会的評価を得られた瞬間、
女性たちは自分を生きていないことに気付き始めています。

トータルにこの世を捉えたとき、
これまで成功して来た女性たちは、
男性原理で生きて来たと気付いたのです。

男性が示すことのできなかった、
この世の真実を生きるその生き方を、
生徒さんたちは示し始めています。
彼女のそして彼の女性性が花開き始めて来たからです。

いま、地球は産みの苦しみを味わっています。
産む行為は女性性が一人前にならないとできない作業です。
男性原理によらないトータルな宇宙の原理を生きる女性が出始めています。

産みの苦しみにいる地球とともに、
女性もいま、身体の管理に四苦八苦の最中でしょう。
何とも云えない不調の中にいながら、
絶望とは反対のビジョンの中にいる。
そんな説明のつかないところにいませんか。
わたしたちはいま、
地球の女性性と共に産みの苦しみを分かち合っているのです。

「経済崩壊の夢」と「鳥居の夢」がこれからの至福の世を示していると、
わたしは感じています。

舌足らずですが、思いのたけです。


posted by 天の鳥船庵 at 10:28 | あれこれ