12
実のところ、馬たちの素早い方向転換がーーー
アキレスの手綱さばきだからこそなのだがーーー
ヘクトルの頭を私の脇の門柱に激突させ、
彼の脳味噌は四方に飛び散った。
彼が命を落とす前、
見たままを言えば、
筋肉の震えがなくなる前に、
腐肉をあさる鳥が、
脳味噌のあらかたを食べ尽くした。
13
再び私は何かの理由で、死んだ。
そして(物質の世界から)不可視の世界へ入った。
私は形ある存在に戻ろうと、
その方法やり方を模索しているうちに、
他の存在はどうなっているかと考えた。
周りには肉体を持つたくさんの魂がいたけれど、
知っている人はほとんどいなかった。
そこで最終的に知り合いの魂に出会ったときは、
ふたりで母鳥を訪れようと決め、
小さな雌のミソサザイによって、
私たちは小さな雛鳥に生まれ変わった。
それから、二人は成鳥になると、
ほど近いところに巣を構えて、
いちどきに六羽の雛を羽化させたが、
老いた猫に全部食べられてしまった。
あまりの悲しさに、
私たちはすべての猫に復習の誓いをたてた。
14
そして再び私は形ある世界で男になった。
その前の小鳥のとき一緒だった仲間を、
何とか見つけ出したいと私は躍起だった。
コロンブスのアメリカ発見が舞台になっていた。
そう言えるのも、
コロンブスが大陸にやってきたとき、
私は陸にいたひとりだったからだ。
そのコロンブスの隊員のなかに、
鳥で一緒だった仲間を見つけた。
私たちは、海岸で迎えてくれた現地人たちと、
ボート巡りをしたいと願い出た。
何故って私たちだけが彼らと話しができたからだ。
しかしそれは許されなかった。
そこで私たちは島からの脱出を企てた。
が、折悪しく嵐がやってきて、
私たちは溺れ死んだ。
2011年03月31日
「夢と感情」(ケイシーの夢から感情の整理と霊性向上の道筋を読み解く)ー4ー
posted by 天の鳥船庵 at 18:20
| 夢のメッセージの取り方
2011年03月30日
「夢と感情(ケイシーの夢から感情の整理と霊性向上の道筋を読み解く)ー3ー
10
再び私は男になって、
ローマの門番の一員になった。
門の見張りをしながら、
あらゆる争いごとを目撃した。
観音開きの門の反対側には相棒がいた。
現在「5453」(訳注:リーディングナンバー)として知っているその人である。
彼は私より大柄だ。
私は今で言う、職務服、制服を着ていた。
ズボンは、
一枚の布を体に巻き付けて両足の間で襞をとり、
ピンを打ってできあがっている。
もう一枚の四角の布に、
頭を入れる穴をあけて肩に掛けた。
両腕のためにも穴をあけ、
腕を通して服がからだの上を泳がないようにした。
この方式は、
後世ほとんどの軍隊で採用された。
(一般人にか軍隊か、そこは定かでないが)
11
私はヘクトルとアキレスの戦いを目撃した。
このふたりは、
現在の「5715」と、「900」だ。
ふたりとも凛々しい顔つきをしていた。
どちらも黒の巻き毛で、
私にメデューサを思い起こさせた。
髪の毛が彼らの力の基に思えたからだ。
アキレスはとても毛深かったが、
一方のヘクトルは後頭部にだけ巻き毛が見え、
それは頭の天辺と色が違っていた。
私は門番をしていて、
ヘクトルが大きな闘技場に引きずられていくのを、
目撃した。
彼は何回も闘技場を引きずり回された。
彼はもはや意識もないのに、
意識もなかったのに、
大量の血を流しながら、
地上に投げ出され、
引きずり回される間中石を投げられた。
けれど彼は完全に意識を失っていたのではない。
再び私は男になって、
ローマの門番の一員になった。
門の見張りをしながら、
あらゆる争いごとを目撃した。
観音開きの門の反対側には相棒がいた。
現在「5453」(訳注:リーディングナンバー)として知っているその人である。
彼は私より大柄だ。
私は今で言う、職務服、制服を着ていた。
ズボンは、
一枚の布を体に巻き付けて両足の間で襞をとり、
ピンを打ってできあがっている。
もう一枚の四角の布に、
頭を入れる穴をあけて肩に掛けた。
両腕のためにも穴をあけ、
腕を通して服がからだの上を泳がないようにした。
この方式は、
後世ほとんどの軍隊で採用された。
(一般人にか軍隊か、そこは定かでないが)
11
私はヘクトルとアキレスの戦いを目撃した。
このふたりは、
現在の「5715」と、「900」だ。
ふたりとも凛々しい顔つきをしていた。
どちらも黒の巻き毛で、
私にメデューサを思い起こさせた。
髪の毛が彼らの力の基に思えたからだ。
アキレスはとても毛深かったが、
一方のヘクトルは後頭部にだけ巻き毛が見え、
それは頭の天辺と色が違っていた。
私は門番をしていて、
ヘクトルが大きな闘技場に引きずられていくのを、
目撃した。
彼は何回も闘技場を引きずり回された。
彼はもはや意識もないのに、
意識もなかったのに、
大量の血を流しながら、
地上に投げ出され、
引きずり回される間中石を投げられた。
けれど彼は完全に意識を失っていたのではない。
posted by 天の鳥船庵 at 05:21
| 夢のメッセージの取り方
2011年03月29日
「夢と感情」(ケイシーの夢から感情の整理と霊性向上の道筋を読み解く)ー2ー
6
それからどうしてだか知らないが、
私は牛に変わった。
気が付いたら牛だったということだ。
そのうち母牛の気持ちが分かるような体験をした。
私には子牛がいて、
その子牛は、
ダビデ王が羊のために飼っている犬を怖がった。
その犬は(牛だった)私をひどく怒らせた。
その犬は、私のそばから離れてしまう子牛を、
引き戻してくれるのだけれど、
そのたびに子牛を傷つけないかと、
私をハラハラドキドキさせたからだ。
7
それから私は犬になった。
どうやって死んで、
どうやって牛から変化したのか、
そこのところは知る由もないが。
私は羊を世話する一匹の犬であった。
そこで次第に私は、
犬と犬を信用しない牛の気持ちの両方が、
手に取るように分かった。
そこでは人間だったときに知っていた、
たくさんの牛に出会った。
私は大変優秀な犬らしかった。
どうしてって、
ついにはサーカス送りになったからだ。
再びカタツムリ、魚、牛、人間だった、
その仲間達に出会った。
私は自分が類い希な賢い犬であることに、
有頂天だった。
8
私は自分の体験を、
どんなに周りの人たちにに知らせたかったか。
しかし私は犬の言葉しか話せなかった。
それでサーカスのなかでは、
たくさんの動物たちと語り合った。
そこで知ったのだが、
猫と犬の間にはある感情が存在する。
あるとき、
持ち芸の一つの輪っかくぐりを披露していたとき、
私は自分の脚を折ってしまった。
誰かがーーー故意ではないがーーー
輪っかの前の踏み台を、
いつもとは違うところに置いた。
(輪っかはそれまで葡萄の蔓で作られ、
今日とは様子が違っている)
9
そう、私ははっきりと覚えている。
(槍にちかい)刀を持った男が、
私の心臓をねらって脇腹を突き刺し、
この悲劇から私を解放してくれた。
この人には感謝した。
それからどうしてだか知らないが、
私は牛に変わった。
気が付いたら牛だったということだ。
そのうち母牛の気持ちが分かるような体験をした。
私には子牛がいて、
その子牛は、
ダビデ王が羊のために飼っている犬を怖がった。
その犬は(牛だった)私をひどく怒らせた。
その犬は、私のそばから離れてしまう子牛を、
引き戻してくれるのだけれど、
そのたびに子牛を傷つけないかと、
私をハラハラドキドキさせたからだ。
7
それから私は犬になった。
どうやって死んで、
どうやって牛から変化したのか、
そこのところは知る由もないが。
私は羊を世話する一匹の犬であった。
そこで次第に私は、
犬と犬を信用しない牛の気持ちの両方が、
手に取るように分かった。
そこでは人間だったときに知っていた、
たくさんの牛に出会った。
私は大変優秀な犬らしかった。
どうしてって、
ついにはサーカス送りになったからだ。
再びカタツムリ、魚、牛、人間だった、
その仲間達に出会った。
私は自分が類い希な賢い犬であることに、
有頂天だった。
8
私は自分の体験を、
どんなに周りの人たちにに知らせたかったか。
しかし私は犬の言葉しか話せなかった。
それでサーカスのなかでは、
たくさんの動物たちと語り合った。
そこで知ったのだが、
猫と犬の間にはある感情が存在する。
あるとき、
持ち芸の一つの輪っかくぐりを披露していたとき、
私は自分の脚を折ってしまった。
誰かがーーー故意ではないがーーー
輪っかの前の踏み台を、
いつもとは違うところに置いた。
(輪っかはそれまで葡萄の蔓で作られ、
今日とは様子が違っている)
9
そう、私ははっきりと覚えている。
(槍にちかい)刀を持った男が、
私の心臓をねらって脇腹を突き刺し、
この悲劇から私を解放してくれた。
この人には感謝した。
posted by 天の鳥船庵 at 05:54
| 夢のメッセージの取り方