[ 天の鳥船庵だより ブログアーカイブ・2007年6月〜2015年1月 ]

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2009年07月31日

一体何を食べたら!

 先日の夢のクラスでは、夢から食の問題が明らかになりました。その問題提起から生徒さんたちを観察すると、全員が全員何を食べたら良いのか分からなくなっている状態だなぁと、感じました。
 良く良く観察してみると、生徒さんたちは例外無く食べ物から栄養を取り難くなっています。それで、各自に症状が出てきました。この行程はゆっくりでしたが、徐々にカラダに意識が行くような道筋になっていました。要は、人生のテーマに向かうのに、「いまはカラダから入りましょうね」となっている訳です。
 夢のクラスは、夢からメッセージを捉えることが最初の目標です。そのメッセージは、トータルな意味で、心の成長と健康についてアドバイスしてきます。最優先が食への配慮なら、それを言ってくる訳です。つまり夢の扱うところは、精神性霊性や感情思考という心の領域ばかりでなく、カラダの領域にまで及びます。
 だからといって、これを食べなさい、あれを食べてはいけないとはいってきません。夢らしいところです。夢は食への関心を暗喩で誘ってきます。「意識して食べなさい、その結果をカラダと心の状態で見なさい」と言うのです。俄には信じられないかもしれません。夢から食のメッセージが伝えられているとは考えられないでしょうね。しかし有り得ないと考える方が変でしょう。夢が言う視点で生徒さんたちを見ると、生徒さんたちは意識的に理性で食事を取っているけれど、カラダにその結果を訊く感性を、創れないでいるようです。
 クラスの生徒さんたちは、わたしが言うのもなんですが、みなさん精鋭ぞろい。いろんな知識に精通している猛者ぞろいです。夢の治癒力を端から信じて疑わない頼もしい人たちです。
 そんな人たちなので、頭では何を食べたら良いか分かっています。それでも自分が自分の為になる食べものを、正確に拾い出せていないなぁと感じます。
 実は、わたしも去年の暮れから俄然食べるものが変わってきました。ケイシーの食療法を長年に渡ってユックリジックリやってきて、これまで食べてきた同じものでは、いまは消化しにくくなっているのです。幸い、縁を戴いた治療者と相談しながら食べられるものを拾い出し、健康の維持を図っています。ここから見えてきたのは、前進する前にカラダを整えることでした。
 病気がちだったわたしと、生徒さんたちとは条件はかなり違います。生徒さんたちは、食に頓着なくてもさわりはなかったはずです。それなのにここにきて、わたしの見る限り、みなさんも食べたものを消化しにくくなっているなぁと感じました。
 何が原因なのでしょう。ひとつには、地球が変化しているからでしょう。あんまり夢とかけ離れたことは言いたくありませんが、地球規模で食を考える必要を感じます。現代の農作物は産業であり、投資の対象です。経済機構に組み込まれた作物では、命は預けられないかもしれません。また、食は多次元的に考える必要があるように思います。
 とはいえ、食に就いての細かい話はここではできない相談で、十把一絡げの話で括るしか仕方ありません。
 そこで出した結論です。現代人の胃腸の状態を改善するには、手料理に限るのではというのが、わたしの結論です。
 現代社会はあまりに文明食になりすぎました。これでは、どんなに頭で食べても、カラダに訊くプロセスができ上がる訳がありません。カラダを無視した結果が、食べたものを胃腸が受け付けなくなったのでしょう。手料理こそ解決策なのですが、この便利な生活を捨てることはできない相談でしょうね。
 わたしですか?ほとんど外食をしません。ほとんど手料理です。それでもわたしが食べものを消化しにくくなったのは、ここに来て切羽詰まった状況がいくらか改善され、いままでの緊張を解くことができた、その反動なのだと思います。溜まった緊張の澱を解き続ける必要があるのでしょう。カラダでストップをかける為に、食を受け付けなくなりました。わたしも頑張りました。御陰で消化できるものが極端に少なくなりました。その分カラダの状態に敏感です。
 生徒さんたちもわたしと同じで、我慢の極を過ぎたからという方もいますが、カラダに訊けるまで待ちを求められているからかもしれません。そして文明食を止めるように言われています。便利食を止めるようにです。
 難しい話です。食生活を変えるのは大変です。しかし、心の成長は、心を読んでそれを知るのは難しいけれど、食べものの嗜好から心の状態を知ることはできます。パンチの効いた味は、思考を鈍らせます。夢は直感力を養いますが、食も直感力を養ってくれます。精妙な食材の味に感度が良くなれば、役立つ直感は育つはずです。
 え?難しい?そうですか。。。。。
 そうでしょうね。かくいうわたしも一昨日、出来合いのおにぎりを買って、安直に小腹を満たそうと食べた、そのたったひとつのおにぎりに、夜半お腹がシクリと痛いなあと、感じてしまいました。なんだかこのシクリが悲しいです。わたしも完璧な手料理派とはいきません。このちょっとをカラダに入れて、内分泌腺をつくる過程に影響が及ぶのは、一体どれくらいの時間なのでしょう。早くて12時間後?遅ければ24時間から36時間後でしょうか?
 前々日の食べ物が エネルギーセンターの内分泌腺を通って、心理にどう作用するか、ひとりひとりがチェックできるといいですね。その為の足踏みかなぁと思うのですが。。。。。


posted by 天の鳥船庵 at 07:24 | 夢で心と身体の健康状態を知る