10月4日朝日カルチャーセンター・横浜で「夢からのメッセージ」と題して、ワークショップをしました。満員御礼の受講生33名。最初に夢の概略を講義して,直ぐにみなさんに夢の絵を描いてもらいました。その後終了時間まで,夢からのメッセージをどうやって受け取っていくか、実践的話しに入りました。最終的に20数名の方と、その方の夢の話しをしながら、みなさんの前でメッセージに辿り着く道筋をお話した勘定になります。二時間のお約束を大幅に越えて三時間、楽しく思い出深い時間を過ごせました。
担当者のMさんは,最初の打ち合わせの時、当日の朝見た夢の話をしてくれました。「流しで食器を洗っている」のだ、そうです。
これで、わたしはほっとしました。ご自分の仕事の位置を、正確に把握できているお方だと、安心したのです。受講される方の為に食器を、つまり場所を提供するのがご自分の仕事だと、この夢は伝えていると思えたのです。夢のワークショップ開催を期に、この夢が彼女を後押ししてくれているとも思えました。
結果は予想を遥かに超えて手応えもあり,お陰でわたしも育てられたと思っています。
最初に手を挙げて,夢の話しをして下さった方の絵は,国民的画家と評価も高く多くの方々に愛されている、東山魁夷画伯の出世作「道」と全く同じ構図でした。(注:ワークショップで話された夢の話しは基本的に他に公表しませんが,今回は例外として話させて下さい。私はこの方の夢と絵から勇気と安心を戴いたのです。これを読まれる方も,あの会場に居合わせた方もそうだと思います。)
東山魁夷画伯の「道」は、上部「碧空」でしたが、夢の絵は「緑豊かな森」でした。この意は,ご自分を貫いて,これから更に心の鉱脈、内面の才覚を探し求めに行くところ、取り組むところというのです。
出席者の多くは,一般的に考えて人生の起承転結の後半を過ごしている方達でした。この絵が,転結の時期を更に延ばして、ダイナミックに思いのままに生きて行きたいという願いで、この会場全体を包んでくれました。夢を伺いながら,時代はここまで成熟していると,感慨深いものがありました。どんな破天荒な話しも,何の違和感も無くみなさん受け入れてくれたのですから。
夢からのメッセージを活かすとは,食器に食べ物を盛って食べること、つまり、心の栄養になる行動に取り組むこと、となります。
という訳で,わたしも流しを掃除する夢を見ています。ワークショップ打ち合わせの後でした。ちょっとややこしい話しかも知れませんが,ご理解戴けますように。受講された方が,心の栄養になるものを料理したり食べるのは,その方の自由意志にまかされる行為です。その前段階のお手伝い。それがわたしの役目のようです。
人生の大波を超えて,静かな心境に達している方の夢もありました。わたしたち全員が、向かいたい方向にともし火を掲げてくれた夢のようでした。
この会場全体を,夢を司る神様が指揮してくださったようだと、そのご加護を感じています。また、再び同じ会場でみなさんにお目にかかれればと、願っています。
2008年10月08日
朝日カルチャーセンター・横浜のワークショップ
posted by 天の鳥船庵 at 12:01
| 夢で心と身体の健康状態を知る