私の夢で,「全粒粉のバケットに茹でたイカを挟んだものを出されて躊躇している」、というのが一週間位前にありました。
夢の中では、「嫌だなー」、と思っているので夢の続きを想像しても,食べるはずはない。実際に出されたらバケットだけは戴くけれど,イカは遠慮するでしょう。
想像しただけでも,おいしそうには思えない。
実は、前日の晩寿司を食べました。一仕事終えたお祝いのつもりで。本マグロの赤身が好みで、単純にそれを楽しんで、そのつぎにイカを目にしたのです。そのとき一瞬幽かな違和感らしきものを感じたなあと、夢を思い出してからつらつらその記憶が浮かび上がってきました。実際はその微妙な揺れを無視して,食べてしまったのですが。
夢と前日の寿司を繋げたくはないけれど,食べるものへの警告には違いない。
炭水化物と動物性タンパク質の組み合わせを注意されたと受け取りたくはないのですが,少なくともこの季節イカだけは遠慮しておこうと思ったことでした。この組み合わせが問題を起こしそうだと受け取らざるを得ないからです。
それにしてもこの暑い時期、お出かけが苦痛です。冷房が身体に堪えふらふらになって、消化力は落ち、だからこんな夢を見るのだと文句も言いたくなります。
多分これをお読みのみなさんには,関わりのない内容に違いないと思うのですが。でも、それでも一人位「ああ、それそれ!」と体験を共有できる方がいるに違いないと,この夢の話を書いています。
身体が健康であれば,心が平安でいられる。これは私の長い長い体験から編み出された信条です。身体を気遣うことは,私の真我である神が住まう神殿への配慮。食べるという大切な行為を,神が喜ぶものにしたいのですが,なかなかどうして私のような凡人には難問で,神さまに妥協をお願いしています。
夢に戻ると,「茹でたイカ」がいろいろを想像させて,科学的な真実へのヒントかなあと思うのですが,本当のところは分かりません。
2007年06月25日
バケットにイカ
posted by 天の鳥船庵 at 11:34
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2007年06月21日
鬱にちなんだ色々
前回の鬱の夢,「知人の家にいて,家政婦さんらしき人に奥がその人の娘Yちゃんの部屋と連れて行かれるが,途中狭い通路で、『なんだこれ!』と思う。しばらく行くと部屋に着いたが、広い工房のようだ。Yちゃんが鬱になったときここに籠り,コラージュや絵を描くそうな。棚にはいろいろな色がついた紙(自家製の色紙)が何枚も置かれている。使い古された工房の雰囲気だ」について、どうしてももう少しお話ししなくチャと思ったものですから、お付き合いください。
絵本作りも終わった次の日。
ゆっくり朝食を楽しんでいる食卓で,
「色がついた紙ってなあに?」と訊いてみました。
「それはね、あの『はらぺこあおむし』のエリック・カール先生がアトリエにストックしている自作の色紙のことさ。」ですって?!
つまり夢ではYちゃん自作のということにして、夢主自身が色をストックしていると伝えている訳です。
訊いてみなくちゃ分からない,びっくりどっきりの返事でした。
カール先生の「はらぺこあおむし」は飛び抜けの絵本です。絵本のどこをとっても自作の色作りが発見できて,それが楽しい絵本です。紙屋さんの店先にしつらえたような贅沢な引き出しが壁いっぱい。そのどの引き出しを開けても、これからの絵本用にストックがあります。引き出しの中はカール先生の色の氾濫。
テレビで見たカール先生のアトリエを、ふたりで好いなあと感心したことを思い出しました。
このカール先生の話は、自殺が鬱になった以上に衝撃的でした。
夫も近々努力を重ねることで,彼本来の色が出せるようになるでしょう。
絵本作りがそのきっかけになっただろうと感じたことでした。
絵本作りも終わった次の日。
ゆっくり朝食を楽しんでいる食卓で,
「色がついた紙ってなあに?」と訊いてみました。
「それはね、あの『はらぺこあおむし』のエリック・カール先生がアトリエにストックしている自作の色紙のことさ。」ですって?!
つまり夢ではYちゃん自作のということにして、夢主自身が色をストックしていると伝えている訳です。
訊いてみなくちゃ分からない,びっくりどっきりの返事でした。
カール先生の「はらぺこあおむし」は飛び抜けの絵本です。絵本のどこをとっても自作の色作りが発見できて,それが楽しい絵本です。紙屋さんの店先にしつらえたような贅沢な引き出しが壁いっぱい。そのどの引き出しを開けても、これからの絵本用にストックがあります。引き出しの中はカール先生の色の氾濫。
テレビで見たカール先生のアトリエを、ふたりで好いなあと感心したことを思い出しました。
このカール先生の話は、自殺が鬱になった以上に衝撃的でした。
夫も近々努力を重ねることで,彼本来の色が出せるようになるでしょう。
絵本作りがそのきっかけになっただろうと感じたことでした。
posted by 天の鳥船庵 at 06:33
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2007年06月17日
自殺の夢から鬱の夢へ
5月30日に私たち夫婦の「自殺の夢」を披露しました。
リアルタイムで夢の続きを話すのは,正直勇気のいることですが,これをお読みの方々に何かしらお役に立つに違いないと考えて、再び夫の夢と私たちの生活のことをお話ししましょう。
夫は去年の仕事が上手く行かずずっと意気消沈していました。
彼は絵描きで,それも絵描きとしては年齢の割に後発で,去年戴いた絶好のチャンスも活かせず、そして自殺の夢になりました。
それが、「Yちゃんのうつ用の部屋」と題をつけた夢を、彼はこの11日に見たのです。自殺から鬱へ症状は軽くなったという訳。思わず「やるじゃん!」とこちらは気分も軽くなりました。
Yちゃんは親しい人の娘で、小学校四年生。親に言わせると、反抗期で難しいのだそうですが、両親の愛を一身に集めて育った、バランスの良い女の子。夫にもなついたかわいい子です。
夢は,「その子の家にいて,家政婦さんらしき人に奥がYちゃんの部屋と連れて行かれるが,途中狭い通路で、『なんだこれ!』と思う。しばらく行くと部屋に着いたが、広い工房のようだ。Yちゃんが鬱になったときここに籠り,コラージュや絵を描くそうな。棚にはいろいろな色がついた紙(自家製の色紙)が何枚も置かれている。使い古された工房の雰囲気だ」というのです。
この夢を聞いて,一昨日まで取り組んだ絵本が彼にとっての「Yちゃんの鬱用の部屋」であったとほっとしました。
彼にとってYちゃんは才能豊かで、性格にバランスが見られ、広い工房の持ち主という夢の設定に異存はありません。「そんな彼女でも時に落ち込むことだってある」というのと、広い工房が彼自身の才能を信じるようにとのメッセージでもあり,しばらくファインアートから離れて、「遊ぶのも良いものよ」と絵本作りを奨励しているように確信したのです。
実は、ふたりで絵本新人賞に応募することにしていて、昨日が公募している出版社の締め切り日でした。ですから夢を見た11日から15日までは、絵本作りに没頭せざるを得ない状況でした。絵本に取り組んでいた一ヶ月余り,はじめのころは彼にも緊張といくらかの不安もあったように感じましたが、終わる頃には楽しさを体験しているようでした。
絵本作りの作業を終えて発送してさっぱりした後は、ただただ「ありがたいなあ」と心底思ったものです。
自殺から鬱への夢は,伴侶の私へのプレゼント。夫の夢で安心を教えられたのですから。
リアルタイムで夢の続きを話すのは,正直勇気のいることですが,これをお読みの方々に何かしらお役に立つに違いないと考えて、再び夫の夢と私たちの生活のことをお話ししましょう。
夫は去年の仕事が上手く行かずずっと意気消沈していました。
彼は絵描きで,それも絵描きとしては年齢の割に後発で,去年戴いた絶好のチャンスも活かせず、そして自殺の夢になりました。
それが、「Yちゃんのうつ用の部屋」と題をつけた夢を、彼はこの11日に見たのです。自殺から鬱へ症状は軽くなったという訳。思わず「やるじゃん!」とこちらは気分も軽くなりました。
Yちゃんは親しい人の娘で、小学校四年生。親に言わせると、反抗期で難しいのだそうですが、両親の愛を一身に集めて育った、バランスの良い女の子。夫にもなついたかわいい子です。
夢は,「その子の家にいて,家政婦さんらしき人に奥がYちゃんの部屋と連れて行かれるが,途中狭い通路で、『なんだこれ!』と思う。しばらく行くと部屋に着いたが、広い工房のようだ。Yちゃんが鬱になったときここに籠り,コラージュや絵を描くそうな。棚にはいろいろな色がついた紙(自家製の色紙)が何枚も置かれている。使い古された工房の雰囲気だ」というのです。
この夢を聞いて,一昨日まで取り組んだ絵本が彼にとっての「Yちゃんの鬱用の部屋」であったとほっとしました。
彼にとってYちゃんは才能豊かで、性格にバランスが見られ、広い工房の持ち主という夢の設定に異存はありません。「そんな彼女でも時に落ち込むことだってある」というのと、広い工房が彼自身の才能を信じるようにとのメッセージでもあり,しばらくファインアートから離れて、「遊ぶのも良いものよ」と絵本作りを奨励しているように確信したのです。
実は、ふたりで絵本新人賞に応募することにしていて、昨日が公募している出版社の締め切り日でした。ですから夢を見た11日から15日までは、絵本作りに没頭せざるを得ない状況でした。絵本に取り組んでいた一ヶ月余り,はじめのころは彼にも緊張といくらかの不安もあったように感じましたが、終わる頃には楽しさを体験しているようでした。
絵本作りの作業を終えて発送してさっぱりした後は、ただただ「ありがたいなあ」と心底思ったものです。
自殺から鬱への夢は,伴侶の私へのプレゼント。夫の夢で安心を教えられたのですから。
posted by 天の鳥船庵 at 07:03
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